まっつん
(更新)
まっつんです。
春休みの卒業旅行や、ゴールデンウィークはやっぱり海外旅行に行きたい。
しかし海外旅行にトラブルは付き物です。
せっかくの海外で何かあったら楽しい旅行も台無しですよね。
どんなトラブルがあるのかあらかじめ知っておけば対策も取れますし、
トラブルに遭遇する確率はグッと下げられるはずです。
ということで、今回は海外旅行でよくあるトラブル7つとその対策についてお送りします。
※あくまで個人の経験に基づく情報、意見です。
まずはオーソドックスな、どこの国でもあるスリ、引ったくり、置き引きです。
旅行者、特にお金を持っているイメージがある、日本人はどこの国でも狙われやすいです。
観光地や商店街、地下鉄、バスなど人が多いところは要注意です。
置き引きは空港やバスターミナルで多発しています。
財布を後ろポケットに入れたり、かばんを後ろがけにしておくと狙われやすいのでやめましょう。ファーストフードなどの飲食店で日本と同じように、かばんや携帯などで席を取る行為は確実にやられます。
またカバンに鍵を付けておくと犯人も警戒してターゲットになりづらいので、何かしらカギを付けておくことをおすすめします。
道を歩いているとどこからともなくケチャップが飛んできて、かばんや服などをきれいにしている間に盗むという手口です。ケチャップではなく、マヨネーズやシャンプー、アイスクリームなどのパターンもあります。インドでは牛のフンを付けられたというケースも聞いたことがあります。
いずれにしもて汚れを気にしている間にやられるので、気にせずその場を立ち去ることが対策です。
旅先で現地の方と仲良くなることもありますよね。
旅の醍醐味の一つだと思いますが注意が必要です。
手口としては仲良くなって油断させ、睡眠薬入りのジュースやお酒等を飲ませ、眠らせている間に現金や貴重品を盗むという手口です。純粋に好意で飲み物を用意してくれる場合もありますが、容易に口にしないようにしましょう。
後ろから突然首を絞められ、その隙に他の仲間が現金や貴重品を盗むという手口です。対策という対策はないですが、一人で人通りのない道を歩かない、夜道を歩かないといったところでしょうか。当たり前ですが外出するときは極力貴重品は持ち歩かないほうがいいですね。
あとはやはりいかなる状況においても命が大事なので、優先順位を見誤らず、財布などを渡してしまうことも大事かもしれません。その場合はダミーの財布などを用意しておくとなどすると被害が最小限で済みます。
またキルギス共和国では後ろから突然バックドロップを仕掛けてくる「バックドロップ強盗」が流行っているとのこと。ほとんどの方が行かないと思いますが、行かれる方は後方にも注意して気をつけて旅してください。
街中で突然警官から声をかけられ、麻薬捜査などを名目に手荷物検査を要求してくることがありますが、かなりの確率で詐欺です。現金なり貴重品なり抜き取られます。
この警察官はニセモノの場合が多いですが、国によっては本物の警察官が小遣い稼ぎでやっている場合があります。通常ではまず警察官が声をかけてくることはほぼありません。
声をかけられた場合は、相手に何も渡さず、まずは警察手帳の提示を求めること、その上で日本大使館に電話すること(電話のフリでも有効の場合あり)です。
財布を渡してしまった場合は高確率で中身が減って返ってくるので要注意です。
旧ソ連圏の国で多いようです。
両替屋も油断ならないですね。
だいたいは2パターンなのですが、1つ目は旅行者にとって圧倒的に不利なレートを提示してくるパターンです。
今の時代スマートフォンのアプリなどで簡単に公式レートは確認できるので、あらかじめ相場観を把握しておくことが大事です。
2つ目は、お札の枚数が増えがちな国でのちょろまかしです。
例を挙げると、ウズベキスタンでは1万円を両替すると100枚近くのお札が手渡されます。枚数が多いことをいいことに、数をちょろまかしたり、間にお札ではないものや桁が小さなお札を混ぜてくる、といった手口です。面倒ですが数えるようにしましょう。
対策としては、ホテルや他の旅行者などに良い両替屋を聞いておくことや銀行などで信頼のおける場所で両替をしましょう。
人の良心に付け込んだ悪質な詐欺です。
手口としては、
「強盗に現金等盗まれ母国まで帰れなくなってしまった。あとで返すのでお金を貸してほしい」
といったものです。
相手の連絡先や身分証のコピーなどもらい、後で振り込むよう言われますが、
デタラメで結局お金が返ってこないというものです。
実際にこの状況に陥ってしまう場合も少なからずあるかもしれません。
このケースに出くわした場合は、通りすがりの旅人ではなく、母国の大使館に相談するよう言いましょう。大抵の場合はそれぞれの大使館が何らかの解決策を提示してくれるはずです。
中には日本人がこの詐欺をやっているケースもあるようなので日本人といえども要注意です。
これは男性の方要注意のトラブルです。
海外でかわいい女の子が話しかけてきて、その後トラブルに巻き込まれるパターンです。
異様に積極的に声をかけてきて、ホテルの部屋にまで入り込んでくるようです。
その後事に及ぼうとするも、実は未成年で、警察官やグルの男、母親などがちょうどよいタイミングで部屋にやってきて、逮捕しない代わりに高額の示談金を請求されるという手口のようです。
また、女性がおすすめするバーなどに連れて行かれ、法外な請求をされるパターンもあるようです。
対策としては、そんな都合の良い甘い話は基本的にないので、念頭において引っかからないようにしましょう。
異国の地で慣れない環境ということで、海外ではただでさえ体調を崩しやすいものです。
対策としては、食事睡眠をしっかり取ること、到着初日は無理をしないこと、無茶な日程を組まないこと、といったところでしょうか。
海外の薬局で薬を買うことや病院にかかることも出来ますが、日本から薬を持って行くと安心です。
日本で口にするもので衛生面を気にすることはほとんどないと思いますが、海外では要注意です。
多くの国で水道水は飲めませんので、市販の水を買って飲みましょう。
飲むことの出来ない水で作られた氷や洗われた野菜にも要注意です。屋台などは特に気を付けてください。
風邪と同様で日本から飲み慣れた薬を持って行くと安心です。
メキシコやペルーをはじめとした中南米諸国やネパールなどの高地を旅する場合は高山病に気をつけましょう。
日本では富士山など山登りをしない限りかからないですが、これらの国では山ではなく都市でも2,000メートル以上あるところもあり、頭痛や息切れ、吐き気などの症状が出る場合があります。
対策としては、激しい運動を避ける、アルコールを控える、長距離移動を控え徐々に身体を慣らす、といったことが挙げられます。
場合によっては死に至ることもありますので、あまりにも症状が激しい場合は低地に移動するようにしましょう。また現地の薬局では処方箋なしで薬が買えることも多いようです。
アジアやアフリカでは蚊などが原因で、マラリア、デング熱といった日本にいるとほぼ感染しない病気になる場合があります。
ほとんどの都市では駆除が進んでおり、さほど気にする必要はありませんが、山登りをする場合や森林に入る場合などは長袖長ズボンを着用の上、虫除けスプレーなどで対策をしましょう。
日本のタクシーは基本的にメーター換算で、走行距離などに応じて料金が決定する仕組みですが、国によってはメーターではなく事前に交渉し、金額を決定してから乗る仕組みのところもあります。
メーターであれば詐欺行為は基本的に出来ないですが、この仕組みを利用して相場観がない旅行者に多額の請求をするドライバーも中にはいます。場合によっては1桁多いことも。
対策としてはあらかじめネット等で調べて相場観を把握しておくこと、ならびに乗る前にかならず料金交渉をしましょう。日本人をなめているドライバーも多いので、状況にもよりますが毅然とした態度で接することが大事です。
目的地とは違うところへ連れて行かれ、金目の物を奪われるといった手口です。
仲間が待ち構える場所に連れて行かれる場合や人気のないところで降ろされ、その後路上で襲われるといったパターンが多いようです。
対策としては、白タク(タクシー用の車でない)や流しのタクシーに乗ることを極力避けることです。空港やバスターミナル、駅などで待機しているタクシーやホテル、レストラン等で呼んでもらうタクシーに乗るほうが無難です。
先ほどのものと似ていますが、悪質な旅行会社とタッグを組み、そこで予約していないホテルやツアーを申し込ませるパターンです。
ドライバーにホテル名やホテルの住所を伝えたところ、ホテルのある通りがお祭りや工事などで封鎖され、宿が急遽休業していると嘘を伝えてきます。
ホテルに電話しても、ドライバーの電話や旅行会社の電話が細工されており、仲間のところにかかるようになっています。
そしてホテルのオーナーからホテル休業の旨を伝えられ、タクシードライバーに法外な料金を請求される悪質な旅行会社に連れて行かれ、望んでもいない宿やツアーを申し込むよう誘導されます。日本人が経営している宿を予約していても、犯人グループに日本人がおり、日本語で電話対応してくるケースもあるようです。
インドで特に多い手口で、空港からのタクシーでもこのようなドライバーがいるようなので初めてインドに行かれる方はお気をつけください。話しかけてくるドライバーは基本的にろくなやつがいません。
海外に行くにあたり、ほとんどの方が飛行機に乗ると思いますが、その際に
預け入れた荷物が出てこない場合があります。利用する航空会社により頻度は
異なりますが、飛行機を乗り継ぐ必要がある場合などは確率が上がるようです。
実際に荷物が出てこない、通称ロストバゲージに遭遇した場合はどうすればいいのか。正直どうすることも出来ないですが、荷物が届いた後にどこまで送り届けてもらうか、また紛失があった場合は補償をどうするのか、といったことを航空会社と話し合う必要があります。
日本の航空会社などであれば日本語で応対してもらえますが、
大抵の場合は英語になります。
やり取りに不安がある方はvntkg英会話でぜひ練習してください。笑
ちなみにトラベル英会話も練習可能です!
また海外旅行保険に入っている場合やクレジットカードを持っている場合はカードの付帯保険でカバーしている場合が多いので、発生した場合は規約をチェックしましょう。
会社により異なりますが、一般的に到着してから6時間経過し荷物がない場合は衣類や日用品などを保険の範囲内で購入することが可能なことが多いようです。
現地通貨を手に入れる手段として両替以外に各国のATMを利用する方法があります。手順に従って進めるも、最後の最後でお金が出てこないといったもの。
あとで利用状況を確認するとお金を受け取れていないにも関わらず、お金を引き出した利用履歴だけ残っているケースがあります。
対策は難しいですが、発生してしまった後は銀行やカード会社に連絡をし、然るべき形申請をすればお金が戻ってくる場合もあります。
お金が出てこなかった場合は念のため、インターネットで確認、もしくは電話して利用状況を確認しましょう。レシートを保管し、利用したATMの銀行名など把握しておくと後々スムーズです。
年々海外でもクレジットカードを使える場所が増え、便利になった一方、
トラブルも増加しているようです。特に多いのがスキミング被害です。
磁気データを盗み取り、クレジットカードを偽造する手口です。
海外だけではなく日本で生活していてもたまに発生するので、経験したことがある方もいるのではないでしょうか。見に覚えのない請求がくる事象です。
対策としてはあまりにも怪しいお店では使わない、といった程度になってしまいますが、使った覚えのない請求が発生した場合、カード会社にその旨を連絡すれば大抵の場合は返金されます。
カード会社によって対応期間など異なりますが、立て替えないといけない場合等あり早いに越したことはないので、クレジットカードを使った場合は、帰国後早い段階で念のため利用状況の確認をしたほうが後々楽です。
偉そうに書いておいてあれですが、自分自身も何度かトラブルに遭遇しています。
一番印象的だったのがインドの改札での出来事です。
首都デリーで地下鉄に乗ったのですが、改札に異常があり利用停止のため、周りのインド人はみな飛び越えるなり、くぐるなりしてました。
同様に飛び越えたのですが、自分だけなぜか駅員に捕まり、駅員室に連れて行かれ、「なぜ飛び越えたのか」の尋問を受けました。
ちなみに「改札の下をくぐる」のは問題ないようです。
何やねんそのルール!
1時間くらい拘束されましたが、罰金20ルピー(約40円)で済みました。
キセル乗車をしたわけでもないので、そもそも壊れたら修理なり、調整なりをスムーズにしてほしいところでしたが、予測不能な事態も時に発生することを学ぶいい機会になりました。
それはさておき、心構えと準備でトラブルにあう確率は減らせますので、出来る限りの対策はしておいた方がいいと思います。
あと海外旅行保険には入ることをおすすめします。クレジットカードをお持ちの方は付帯保険の条件が該当のカードで航空券を買うことだったりする場合があるので、あらかじめ条件のチェックをしたほうがいいですね。
皆さまよい旅を!