vntkg英会話ブログ編集部
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れりご〜。
れりご〜。
今世界中で大人気の映画といえば、『アナと雪の女王』ですよね!最近は主題歌の "Let it go" を聞かない日はないぐらいです。そして「映画の感動を英語で語り合いたい…!」と思う方もきっと多いはず。でも、気をつけてくださいね!
"Did you see 'Anna and the Snow Queen'?" とネイティブの方に聞くと、ほぼ間違いなく "You mean 'Frozen'?"(「フローズン」のこと?)という返事が返ってきます。
「いや確かに氷っているけど…」と思うことなかれ、実は『アナと雪の女王』の原題は『Frozen』なのです。いかにも英語を日本語訳にしました!といった感じの邦題でも、実は原題とまるっきり違うことがあるんです。
今回はそんな、原題と全く違う洋画の邦題をご紹介します。
こちらもディズニーのアニメーション作品です。原題はなんと『Up』。カールじいさんも空飛ぶ家も全く姿を見せません。ただ一言、「あっぷ」。
ディズニーは日本向けに邦題を長くするのが好きみたいですね。
言わずと知れたウーピー・ゴールドバーグ主演の名作中の名作です。劇中の "Hail Holy Queen" を聞くと体が自然に動いてしまう!という人も多いのでは?
こちらの原題は『Sister Act』。そのまま日本語に訳すと、「修道女のふり」となります。殺人現場に居合わせたためにギャングに命を狙われることとなったクラブ歌手が、修道女として教会にかくまわれる…というストーリーに沿ったタイトルだというのがわかりますね。
でも『天使にラブ・ソングを…』の方が「修道女のふり」よりも素敵だなって思いませんか?邦題のセンスの良さも、大ヒット作となった理由ではないでしょうか。
1970年代を舞台に、ロックバンドに同行取材をする少年、バンドのメンバー、そしてグルーピー(熱狂的なファンの女の子)たちの人間模様を描いた青春映画の傑作です。ケイト・ハドソン演じるペニー・レインの笑顔がまぶしすぎる作品です。
原題は『Almost Famous』。日本語にすると「ブレイク寸前」といった感じでしょうか。劇中に登場するバンド、スティルウォーターがまさにスターダムにのしあがるところだという、こちらもストーリーに沿ったタイトルになっています。
『Almost Famous』も良いですが、『あの頃ペニー・レインと』の余韻を残す感じも趣があって素晴らしい!
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが宇宙飛行士を演じるSF映画『ゼロ・グラビティ』。昨年末から日本でも公開され、大ヒットしたのも記憶に新しいですね。
「これこそ英語をカタカナにしたんじゃないの…?」と思ってはいけません。原題は「Zero Gravity」ではなく『Gravity』、つまり無重力でなく「重力」なのです!
言葉一つ足しただけですが、実は正反対の題名になっていたのですね。
古代エジプトの呪いをテーマにした冒険映画『ハムナプトラ』。1932年に公開された映画『ミイラ再生』をブレンダン・フレイザー主演でリメイクした作品で、これまでにシリーズ3作が公開されています。
こちらの原題は『The Mummy』。「ザ・ミイラ」とは、かなりストレートなタイトルですね…ちなみに『ハムナプトラ』は劇中に登場する架空の「死者の都」の名前だそうです。
アカデミー賞で外国語映画賞を獲得したアクション映画の傑作、『グリーン・デスティニー』。中国、香港、台湾、アメリカの合作というインターナショナルな作品です。ワイヤーアクションが世界的に広まったのはこの作品のおかげといっても過言ではないでしょう。
こちらの原題は『Crouching Tiger, Hidden Dragon』。映画自体は中国の『臥虎蔵龍』という小説が原作となっていて、そのタイトルを英訳したものです。「屈み込む虎と隠れる龍」とは、なんともシブい原題だったのですね!
なお、邦題となった『グリーン・デスティニー』は、映画に登場する名剣の名前です。
主演のナタリー・ポートマンが大ブレイクするきっかけとなった作品、『レオン』。共演したジャン・レノもかっこよすぎますね。これは英仏合作の作品で、フランス語のタイトルは日本語と同じく『レオン』でした。
これに対して、公開された当時のアメリカでは『The Professional』というタイトル。ジャン・レノ演じるレオンが「プロの殺し屋」だったことからこのタイトルがついています。
現在『Leon』は、海外のDVDやBlu-rayのタイトルの一部になっているので、「 "Leon" ってめっちゃ良い映画だよね〜」と英語で伝えても伝わります!
デビューして間もない金城武とトニー・レオンが主演を務めた全2話のオムニバス形式の香港映画です。国際的な評価も高く、クエンティン・タランティーノも大絶賛したのだとか。こちらの原題(広東語)のタイトルは『重慶森林』。これは重慶大厦(チョンキンマンション)という雑居ビルが映画の舞台となったことからこのタイトルがついています。
英語でのタイトルは『Chungking Express』。"Chungking" は原題にもあった重慶のことで、"Express" はフェイ・ウォンが物語の中で勤めていたお店、"Midnight Express" に由来しています。
原題や英語のタイトルとは全く違っていますが、『恋する惑星』という響きがファンタジックで幻想的な映画の雰囲気にぴったりですね!
スティーヴン・セガールが主演したアクション超大作です。セガールいえば「沈黙シリーズ」といったイメージをお持ちの方も多いことでしょう。こちらの原題は『Under Siege』、包囲攻撃にさらされているといった感じです。敵に囲まれながらもバッサバッサと相手を倒していくセガールの様子を表しています。
邦題の『沈黙の戦艦』は映画公開当時に人気を博していた、かわぐちかいじさんの漫画で『沈黙の艦隊』をもじったものなのだとか。ちなみに作品の続編『Under Siege 2』の邦題は『暴走特急』ですが、「セガール=沈黙」という印象が強かったせいか、本作と関係の無い作品も「沈黙の〜」といったタイトルが多くつけられています。
実は大阪に住んでいたこともあるというスティーヴン・セガール。関西弁で「沈黙シリーズ」の宣伝もしています!
もはや説明不要のシルヴェスター・スタローン主演の人気アクション映画シリーズ、『ランボー』。ネットでも『ランボー怒りの〇〇』という、サブタイトルをもじったネタをよく見かけますよね。
「ランボーこそランボー以外の何者でもないだろ…」と思われて仕方が無いかもしれませんが、第一作目の原題は『First Blood』。ランボーのラの字もありません。『First Blood』は文字通りに訳すと『最初の流血』になるのですが、そこから転じて「争いでの最初の一手」という意味で使われています。
ちなみに二作目以降からは原題にも "Rambo" というフレーズが使われているのですが、『怒りの脱出』、『怒りのアフガン』、『最後の戦場』といったサブタイトルは日本独自のものです。"Rambo, angry 〇〇" というネタを作っても英語では通じないのでご注意を!
この映画の邦題が原題とこんなに違うんだ!と感じた方も多いのではないでしょうか。英語でお気に入りの洋画についてばっちり語る際は、原題もしっかりチェックしてみてくださいね!