夏休み中に絶対見る!英語学習にも最適なTED動画10選(ビジネス編)

「英語の勉強はしたいけど、どうせなら普段の生活に活かせる内容の教材を使いたいなぁ……」という方にオススメなのが、TED!

知らないという方は少ないかと思いますが、実際に見たことのある方はあまり多くないかもしれません。そこで、今回はビジネスに活かせるTED動画を10個ご紹介。

選びに選び抜いた選りすぐりの10選をお届けします。早速見ていきましょう!
(動画はどれも英語字幕や日本語字幕をつけることができます)

 

【ビジネス編】英語学習にも最適!厳選TED動画10選

1.Choice, happiness and spaghetti sauce

名著「ティッピングポイント」の著者、マルコム・グラッドウェル氏による、このスピーチは、直訳すると、「選択、幸せ、そしてスパゲティソース」というちょっぴり変わったタイトル。しかし、中身はハワード・モスコウィッツという人が行った味覚の実験の話を軸に、多様性の大切さを説いた、とても意義深い内容になっているのです。

食品業界のマーケティングの勉強になる話ですが、食品業界以外の人が聞いても身になる、教養が詰まったお話。話の中で登場するハワード氏の飽くなき探求心に関する逸話を聞いていると、1つの伝記を読み終えたような満足感も得られること必至です。

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2.the puzzle of motivation

一般に、待遇を良くしたり、反対に失敗するごとにペナルティを課したりする、いわゆる「アメムチ戦法」で成果が上がると思われていますが、実際には内的な意欲――すなわち「自分のためにやる」という意識――こそが成果を上げる秘訣なのだという主張をスピーカーはしています。

スピーチの中では、色々な実験とその結果についての話に加え、突然、例え話が出てくるなど、話の内容を把握するのが難しい17分間スピーチを聞くのはかなり骨が折れますが、力がつくことは間違いないでしょう。内容もかなり興味深く、13,656,700以上の再生回数がその魅力を物語っています。

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3.dare to disagree

人は誰でも対立を避けたがるものですが、「波風を立てる」、あるいは「対立する」ということが、ときに意義のあることなのだということをこのスピーチは教えてくれます。例えば、対立する(正反対の)2人の関係は、対立の中に「協力」を持ち込むことで、その対立は、「問題解決のための共同作業」になりうると言うのです。

とりわけ多くの日本人の間では、「波風を立てるのは悪」といったような風潮がありますが、「対立と協調が共存する場合もある」というのは今まであまり無かった視点のような気がします。会社内やプロジェクト内など、ビジネスの場で実践していきたい考え方ですね。

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4.How to save the world (or at least yourself) from bad meetings

端的に言えば「悪いミーティングはもうやめましょう」という主旨のこちらのスピーチ。タイトルもそうですが、スピーチ内でもかなりオーバーな表現が多用されていて、その度に会場が爆笑の嵐に包まれています。

「ミーティングの質を高める方法」という実益的な情報もさることながら、ユーモラスなやや皮肉がかったジョークは、英語学習者としてぜひとも習得したいスキルの1つ。TEDのビジネステーマのスピーチの中でも指折りのスピーチなので、ぜひ一度見てみてくださいね!

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5.How to speak so that people want to listen

音の専門家ジュリアン・トレジャーによるレクチャーは毎回定評があるのですが、今回ご紹介するのは「聞きたいと思ってもらえる話し方」についてのスピーチ。ロジカルな構成のスピーチはとても聞きやすい上、「話者の7つの大罪」や、キーワードの頭文字をとった「HEIL」など、いくつかのポイントを1つのキャッチーな言葉で括って説明するやり方は、日本語でのスピーチの際にもぜひ真似したいテクニックです。

音の専門家ならではの「発音の仕方」なども盛り込まれているので、英語の発音の勉強にもなるので、とってもオススメですよ。

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6.5ways to kill your dream

「あなたの夢を台無しにする5つの方法」というインパクトある逆説的なタイトルが印象的なこちらのスピーチは、「第1に~、第2に~」という、英語特有の論理的な説明の仕方をしている、いわば手本のような構成になっています。

合間に挟まれる例えも端的で、内容もそれほど難しいものでもないので、ネイティブのスピーチを初めて聞くという方でも聞きやすいかと思います。また、長さも6分とちょうど良い長さなので、そういった意味でもTEDビギナー向けのスピーチかもしれません。

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7.the power of time off

「日本人は働きアリだ」なんてよく言われますが、このスピーチではオフの時間の大切さを教えてくれます。スピーカーはデザイン事務所を運営しているのですが、7年に1回仕事を引き受けるのを辞めて、完全オフの1年間を過ごし、次の7年間のアイデアを蓄えるのだそうです。実際に7年間を振り返ってみると、実現してきたアイデアはその前のオフの1年間に溜めておいたものだったということがわかり、いかに休暇の1年間が大切であったかということを説いています。

自営業でないと、これほどの思い切りは難しいかもしれませんが、そのサイクルを週にならして実践することはできそうですね。闇雲に休めば良いというものでもないそうなので、詳しくはスピーチをチェックしてみてくださいね。

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8.8 secrets of success

「成功のための8つの秘密」と題されたこちらのスピーチは、なんと3分間で終わってしまうというかなり短いもの。実はこのスピーチ、今まで出演したTEDメンバーに「成功とは何か」というテーマで、スピーカーがインタビューをして回り、その名言を抜き出して紹介しているという、少し珍しい形式になっているのです。

確かに紹介されている文言は全て、心に刻まれる印象深いものばかり。彼らの言い回しを学べば、あなたの何気ない一言にも、他人の琴線に触れるようなフレーズが宿るかもしれませんよ。

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9. Want to innovate? Become a “now-ist”

TEDでは珍しい日本の方によるこちらのスピーチは「現在主義」の大切さを説いています。色々なことを想定して、計画を綿密に立てすぎる「未来主義」ではなく、常に情報収集のアンテナを掲げ、柔軟にかつ迅速に対応していく「現在主義」という考え方を取り入れれば、今まで逃してしまっていたチャンスをモノにできるようになる人も増えるのではないでしょうか。

テクノロジーの話がベースですが、専門知識が無くても興味深く聞けますし、かえってやや疎い人ほど聞いておくと、何かのテストでテクノロジーの設問が出たときに苦手意識が軽減されて良さそうです。

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10.Your body language shapes who you are

ボディランゲージは、非言語のコミュニケーションの代表格として知られていますが、実は「自分の意識と態度、そして結果を変えることに繋がるんですよ」というボディランゲージの新たな側面を教えてくれるのが、このスピーチです。

なんでも1日2分間、仁王立ちをする、あるいは椅子に座って首の後ろで手を組んで、足を投げ出したような格好をするだけで、その後の態度、そして周りの評価に繋がってくるのだとか。これだけ聞くとやや疑わしいですが、スピーチ内で紹介されるユニークな実験が裏付けをしてくれるので、ちょっと試してみようかなという気持ちになってきます。

スピーカー自身もこの方法を実践し、救われた人の1人。あなたもこのスピーチを聞いて、仕事の、英語学習の成果を上げてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

知ってはいてもなかなかTEDを聞く機会がなかった、という方もTEDが少し身近に感じられたのではないかと思います。英語学習ツールとしてはもちろんですが、どれも内容が非常に面白いものばかり。

「ねえ、ねえ! 聞いて!」と思わず人に話したくなる動画を見つけたら、ぜひ英会話のネタにしてみましょうね!