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6ヶ国語を操るハリウッド女優ナタリー・ポートマンの生き方を学べる映画作品5選

6ヶ国語を操るハリウッド女優ナタリー・ポートマンの生き方を学べる映画作品5選

ハリウッド女優のナタリー・ポートマンといえば、美人で多才で輝かしいキャリアを持つ女優さんであることは皆さんご存知かと思います。

12歳で出演した『レオン』で衝撃のデビューを飾り、『スター・ウォーズ』新三部作ではクイーン・アミダラを演じ、『ブラック・スワン』でアカデミー主演女優賞を獲得。女優業をしながらも名門のハーバード大学を卒業し、語学も堪能で、母国語である英語とヘブライ語以外にも日本語を含む計6ヶ国語を話すことができます。

プライベートでは2011年の『ブラック・スワン』で知り合ったフランス人振付師バンジャマン・ミルピエとのあいだに長男をもうけており、今では一児の母。誰もが敬う素敵な人生を送っている彼女ですが、人一倍の努力をしてきた結果なのです。

そこで今回は、ナタリー・ポートマンの輝かしい人生を出演作と一緒に振り返ってみましょう。努力家の彼女について知ることで、私たちが学べることもたくさんあるはずです!

ナタリー・ポートマンの生きかたを学べる映画作品5選

1. 「レオン」モデルから子役スターへ

10歳の時に化粧品会社のレブロンにスカウトされモデルデビュー。しかし、演技に興味を持ち、94年のオフ・ブロードウェイ作品で女優デビューし、同年公開された映画『レオン』で大注目を浴びることに。ニューヨークで殺し屋をしている孤独な男レオンと同居生活をすることとなる少女マチルダを演じ、「この美少女は一体何者なの!?」と世界中で話題になりました。

今となっては名作として語られる作品ですが、公開当時はその内容から、批判されることも多かったそうです。女優としてキャリアをスタートさせたばかりの彼女にとって、New York Timesが残した「演技をしている時より、静止している時のほうがずっと素晴らしい」という評価はとても厳しいものでした。

その時の経験を「批評家からの良い反応ではなく、映画を作っていく経験と個々の心の結びつきを可能にすることが、女優として働く意義なのだと早い時期から学びました」と彼女は語っています。

たとえば、英語もテストやTOEICの点数だけで満足するものではないですよね。学ぶ過程でどれだけ努力し、その経験を自信につなげていくことができるか。英語を話せるようになることで世界を広げ、より多くのチャンスを掴めるようになれるかが大切です。もし、英語のテストの結果が悪くてやる気をなくしそうになった時には、そんなことを少し思い出してみてはどうでしょうか。

(参照)「レオン」も「ブラックスワン」も初めは批判された–ナタリーポートマンが学んだ女優として働く意義とは

2. 「地上より何処かで」女優としてのプライドを貫いた役でゴールデングローブ賞を受賞

『レオン』のあと、大人も虜にしてしまう美少女のイメージが強かったため、『ロリータ』といった作品の出演も依頼されましたが、必要のないラブシーンがある映画のオファーは断り続けたそうです。

そんな中、18歳の時に出演したのがオスカー女優スーザン・サランドンと共演の『地上より何処かで』。自由奔放で好き勝手な母親に振り回されながらも、二人三脚で夢を追う親子のハートウォーミングな作品です。

当時のインタビューでは、彼女の役に対して脚本に書かれていたベッドシーンを変更したと答えています。

有名になりたいからとどんな役でも引き受けるのではなく、強い意志を持つ女優としてのナタリー・ポートマン像をこんな若い時から作り上げようとしていたとは驚きです。この作品では、ゴールデングローブ賞・助演女優賞にノミネートされています。

3. 「スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス」撮影をこなしながら名門ハーバード大学へ

学業と女優業を両立させるのはとても大変だったと思いますが、彼女は「スター・ウォーズ エピソード1 / ファントム・メナス」の撮影をこなしながらも高校ではオールAの成績をキープ。映画公開直後には名門ハーバード大学へ入学しました。

世界中でナタリー・ポートマン=クイーン・アミダラだと認識されるようになったのもこの時期です。周囲から「女優だから入れたんじゃないか」と思われるプレッシャーと戦いながらも学業に打ち込み、見事に卒業を果たしました。

その当時、“I don't love studying. I hate studying. I like learning. Learning is beautiful.” (勉強するのは好きじゃない。勉強は嫌いよ。私は学ぶことが好きなの。学ぶことは美しい。) という言葉を残しています。

英語の勉強に挫けそうになった時は、「勉強しているのではなく、学んでいるんだ」と考えてみてはいかがでしょう。

4. 「フリー・ゾーン」イスラエルにある彼女のルーツ

ヨルダン・イラク・サウジアラビアの国境にあるフリーゾーン(自由貿易地域)へ向かうことになった女性3人のロードムービー。

ナタリーはこの作品でユダヤ系アメリカ人を演じていますが、彼女自身エルサレム生まれのイスラエル人です。3歳の時にアメリカへ移住をしていますが、「エルサレムが本当の家だと思っている」「ユダヤ人に見えると思われるのが好き」と語るほど、イスラエル人であることを誇りに思っています。

また、語学が堪能であることから今作品ではアラブ語も披露。母国語であるヘブライ語と英語はもちろんですが、旦那さんの母国語であるフランス語やドイツ語も独学で習得。短期で日本へ留学していたこともあるため、日本語も日常会話程度なら話せるそうです。なんと6ヶ国語を操れてしまうわけですね。

5. 「ブラック・スワン」ついに手にしたアカデミー賞

精神を壊していくバレリーナという難しい役を演じた『ブラック・スワン』では見事にアカデミー賞を受賞。周囲から難しい役だと反対されながらも、バレリーナのシーンは毎日5時間のトレーニングを1年受け、ほぼ彼女が演じたそうです。肉体的にも本物のバレリーナに近づくために9キロの減量も成功させています。

花型スターですら、いつ降板となり若手に抜かれるかわからない厳しいバレエの世界。ナタリー自身も素晴らしい女優であることは間違いありませんが、次々と出てくる若手女優に役を持っていかれるのではないかという恐怖心は常にあったと思います。だからこそ、『ブラック・スワン』では、代表作と言わしめるほどの素晴らしい演技を披露することができたのではないでしょうか。

さいごに

誰もが憧れるハリウッドスターたちは、見た目の美しさや運だけでトップになれたわけではありません。私たちが想像できないほどのプレッシャーを感じ、日々努力をしている結果なのです。

英語を学習しているときに他の人のレベルと比べて落ち込むこともあるかもしれませんが、そんな時はナタリー・ポートマンの生き様を思い出してみてくださいね。実際に彼女の映画を見て、新しい英語のフレーズや言い回しを覚えてみるのもおすすめですよ!