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英語で「わかりました」「了解しました」を正しく使い分ける【33選】

英語で「わかりました」「了解しました」を正しく使い分ける【33選】

英語で「わかりました」「了解しました」と返事をしたいとき、毎回 OK の一辺倒では、いずれもの足りない印象になってきます。

日本語では「わかりました」「了解」「いいよ」「承知いたしました」などをシチュエーションごとに使い分けているように、英語でも使い分けできるのが理想的です。

また、親しい人にカジュアルに使う言葉と、ビジネスなどかしこまった場面で使う言葉は当然違ってきます。

当記事では、「わかりました」「了解しました」を伝えるカジュアルな英語表現と、フォーマルな英語表現を幅広く集めてご紹介していきます!

 

場面別に使い分けたい英語の「わかりました」

確認・承認を表す「了解しました」「承知しました」の英語表現

確認・承認を表す「了解しました」「承知しました」の英語表現

まずは、確認や承認を表す表現から見ていきましょう。

「了解」「承知しました」の表現は、メールやメッセージなどに返信するときもよく使うので使用頻度が高いです。
 

カジュアルな英語表現

1. OK

ご存知 OK は、日本語で使っているのと同じ感覚で使えます。

A: Can you come by later?

「後で寄ってくれる?」

B: OK.

「オーケー」

 

2. Yes

「はい」という返事を示す Yes ですが、「わかりました、理解しました」の意味にもなります。

A: Make sure you're on time.

「遅くならないようにね」

B: Yes.

「はい、わかりました」

3. Yup

Yes のスラングです。同じように使ってください。

A: Sorry.

「ごめんね」

B: Yup.

「わかったよ」

4. No problem

よく知られている No problem「問題ありません、大丈夫です」のフレーズは、「わかった、承知した」の意味でも使えます。

「それで問題はない=承知した」ということです。

A: Can you call me in the evening?

「夕方、電話もらえるかな?」

B: No problem.

「いいよ」

5. All right

これも「大丈夫ですよ」というときに使う英語フレーズですね。「大丈夫」は、すなわち「OK、了解」ということです。

A: Can I wait here?

「ここで待っててもいいかな?」

B: All right.

「いいよ」

6. Copy (that)

映画で兵士がトランシーバー越しにこのセリフを言っているのを聞いたことがあるかもしれませんね。「ちゃんと聞こえていますよ=了解」になります。

A: Do you copy?

「(ちゃんと聞こえて)わかりましたか?」

B: Copy.

「了解」

 

フォーマルな英語表現

7. Sure

こちらも「了解」を伝えるシンプルな英語フレーズです。

A: May I?

「ちょっといいですか?」

B: Sure.

「どうぞ」

8. I'm on it.

了解した上ですでに取り掛かっている、取り掛かろうとしていますよという状況で使います。

A: We need to get this done quickly.

「急いでこれをやってしまわないと」

B: I’m on it.

「はい、今やっているところです」

 

内容理解・把握を表す「わかりました」「理解しました」の英語表現

内容理解・把握を表す「わかりました」「理解しました」の英語表現

ここまでは「了解」を伝える表現でしたが、次は「内容を把握し、承知した」ことを伝える表現を見てみましょう。
 

カジュアルな英語表現

9. Noted

「承知した」の意味になる気軽な表現が Noted です。

Note には「文書(名詞)」や「書き留める(動詞)」の意味があり、 Noted で「書き留めた=承知した」という表現になります。

A: Please come before 5.

「5時までに来てください」

B: Noted.

「承知しました」

10. Got it

これも Noted と同じような場面で使われます。指示内容などを「承知した」という意味です。

A: It’s on the right.

「それは右側にあるよ」

B: Got it.

「了解」

 

フォーマルな英語表現

11. I understand

「理解しました、わかりました」の英語フレーズですね。

A: Do you know what I mean?

「私の言いたいことが伝わったでしょうか?」

B: I understand.

「はい、わかりました」

12. I see

「あなたの言いたいことはわかりました」の意味ですが、必ずしもそれに同意しているとは限らないところがポイントです。

A: I'd like to invite him.

「彼を招待したいのですが」

B: I see.

「そうなのですね」

同意・賛成を表す「わかりました」「賛成です」の英語表現

同意・賛成を表す「わかりました」「賛成です」の英語表現

ここでは、「相手と同じ立場」であることや「相手への共感」に重点を置いた英語表現を挙げていきます。
 

カジュアルな英語表現

13. (It) Sounds good

「いいねえ」といった感覚で使う英語フレーズ。 good の部分は nice や great などに入れ替えてアレンジ可能です。

A: What about a drink?

「ちょっと飲まない?」

B: Sounds good.

「いいねえ」

14. Sounds like a plan

上記 Sounds good のバリエーションです。これも相手の提案に対する賛成・同意を表します。

A: Let’s leave after 10 minutes.

「じゃあ10分後に出よう」

B: Sounds like a plan.

「了解」

15. Good idea

「それは良い考えですね」と積極的な賛意を表します。

A: What about taking a taxi?

「タクシーで行きませんか?」

B: Good idea.

「いいですね」

16. Agreed

agree「同意する」を過去形にすれば、「同意した」ことになります。 Totally「完全に」などを沿えれば「全面的に同意する」になります。

A: We should cancel today’s schedule.

「今日の予定はキャンセルすべきだ」

B: Agreed.

「同意だね」

17. It makes sense.

「それは筋が通っている、合理的な考えだ」というニュアンスで返答するときに使います。

A: Don’t you think so?

「そう思わない?」

B: It makes sense.

「確かに」

 

フォーマルな英語表現

18. I don't mind

「構いませんよ」というニュアンスで同意を表す英語表現です。

A: Will you excuse me a moment?

「ちょっと失礼していいですか?」

B: I don’t mind.

「構いませんよ」

19. Absolutely

「まったくその通りです」と全面的な同意を表します。

A: I don't think that's right.

「筋が通らない話ですよね」

B: Absolutely.

「おっしゃる通りですね」

 

依頼の引き受けを表す「承りました」「かしこまりました」の英語表現

依頼の引き受けを表す「承りました」「かしこまりました」の英語表現

頼まれごとや仕事の依頼などを、快く引き受けるときに使う英語フレーズをご紹介します。
 

カジュアルな英語表現

20. Go ahead

「お先にどうぞ」の意味で使うことが多い Go ahead でも承認の意を表すことができます。

A: Can I ask you a question?

「1つ質問してもいいですか?」

B: Go ahead.

「どうぞ」

21. No problem

また出てきました。つくづく便利な英語だということがわかりますね。「やぶさかでない」「喜んで〜する」という意味になる使い方です。

A: Can you help me?

「ちょっと手伝ってくれる?」

B: No problem!

「お安い御用!」

22. Sure

これもまた承認を表すだけでなく、依頼を引き受けるときにも使えます。

A: Can you take me to the station?

「駅まで送ってくれる?」

B: Sure.

「いいよ」

23. You got it

「あなたの指示や頼みごとを承諾しました」です。

なお、 I got it だと「あなたの言うことがわかりました」になります。主語が違うだけで意味が変わってくることに注意です。

A: Can you forward the email to me?

「そのメール、こっちに転送してもらえる?」

B: You got it.

「了解」

 

フォーマルな英語表現

24. Certainly

「かしこまりました」という訳がつくことが多い英語表現です。

A: Will you book me a ticket, please?

「チケットの予約をお願いできますか?」

B: Certainly.

「かしこまりました」

25. Of course

「もちろん」の意味で覚えているこの英語フレーズもまた、同意を表すのに使えます。「もちろん=言うまでもなくそういたします」といったニュアンスです。

A: Can you come with me?

「一緒に来てくれますか?」

B: Of course.

「承知いたしました」

26. Absolutely / Definitely

これも「もちろんです」のニュアンスで、引き受けることを了承する英語表現です。

A: Can I join you?

「私も一緒にいいですか?」

B: Absolutely / Definitely.

「もちろんですよ」

27. I’d be happy to

「喜んで~します」という返答フレーズ。to の後ろに動詞を続ければ、喜んで何をするのかを具体的に伝えることもできます。

A: Would you mind reading this for me?

「これを私の代わりに読んでいただけませんか?」

B: I’d be happy to.

「喜んで」

 

その他の英語の「わかりました」

その他の英語の「わかりました」

日常ではあまり使われないユニークな英語表現

おまけとして、日常生活ではあまり聞かないけれど、映画や特定の場面で聞くことがある英語表現にも触れておきましょう。
 

28. Roger

日本語の会話でも「ラジャー」はよく知られていますね。上記でご紹介した Copy と併せ、これも映画で兵士が通信の際に使っています。

29. Aye-aye sir

軍隊で命令に対して「了解」を意味する返答です。

30. Affirmative

「肯定」を意味する英単語で、これもまた軍隊式の言い方です。
 

使う場合は要注意な英語表現

さて、ひとしきりの表現を見てきましたが、最後は、言い方次第で失礼になったり、相手を不快な気持ちにさせてしまったり、あるいは喧嘩腰に聞こえてしまう可能性もある英語表現を挙げて終わりにしたいと思います。

31. Fine

「良い」という意味でおなじみの英語ですね。でも、ぶっきらぼうな言い方をすると「ああそう」「もう結構!」や「いいかげんにして!」のように喧嘩腰にも聞こえてしまいます。

32. I’m aware of that

直訳すると「私はすでにそれを知っている」。言い方次第では、「知らないとでも思っているのか」というニュアンスになってしまうので注意が必要です。

33. I know

これも「私は知っている」の意味ですね。共感するように言えば「そうですよね」のように聞こえますが、共感が足りない言い方をしてしまうと「言われなくたってわかっているよ」という風に聞こえたりもします。

英語の場合、同じフレーズでも言い方次第で正反対の意味にもなりかねないわけですね。英語で話すときは、くれぐれも声や表情でも気持ちを表現することを大事にしてくださいね!
 

英語の「わかりました」「了解しました」を使い分けよう

さまざまな場面で異なるニュアンスを持つ英語の「わかりました」「了解しました」を挙げてきました。

実際の会話で使うときは単独のフレーズではなく、例えば Yes, sure や Of course, no problem などのように、2つほど組み合わせて使われることも多いです。

話すときは伝わり方があやふやにならないよう、意図に合った表情、そして場合によってはジェスチャーなども使って明確に意思表示するようにしましょう。面倒な誤解や無用なトラブルも防げますね。