vntkg英会話ブログ編集部
(更新)
英語の勉強で意外と見落とされがちなのが、身体にまつわる表現。日常生活で意外と「あれっ、ひざって英語で何と言うんだっけ?」と思ったり、「『痩せたね』って言いたいけど失礼な表現にならないかな?」と心配になったりしたことはありませんか?
そこで今回は、アメリカで実際に生活をする筆者が、身体にまつわるいろいろな英語表現を、ニュアンスの違いなども交えつつまとめていきます。
まずは身体のいろいろな部位を英語で言えるようになりましょう! まぎらわしい表現を集めてみましたが、見落としていたものはありませんか?
一般的に「ひげ」と言えば “beard” で表されますが、これは具体的には「顎ひげ」を指します。「口ひげ」の場合は “mustache” を使います。
ちなみにもみあげは何と言うかわかりますか? 正解は “sideburns” です! なんだか覚えやすいかも…(笑)。
“chest” は「胸部」を指します。
そのため、胸が痛む時は “chest pain” と言います。一方、”bust” と “breast” は女性の胸に対してのみ使われ、”bust” は胸部、”breast” は「乳房」を表します。
「お尻」にはいろいろな言い方があります。”hip” が一般的で、”butt” や “ass” は ”hip” よりもカジュアルな表現になります。後者は日本語だと「ケツ」に近いニュアンスでしょうか。
”ass” は後述する “pain in the ass" などのイディオムなどにもよく使われているので、耳にする機会は多いかもしれません。ただし若干品性に欠ける表現が多いので、使う時は要注意です!
※ 記事の最後に、頭からつまさきまで全身の部位を表す英語を一覧でまとめているので、合わせてチェックしてくださいね。
「太った」「痩せた」といった体型に関する英語表現は、一歩間違えると相手に失礼にもなりかねません。細かいニュアンスの違いもしっかり覚えましょう!
「太い」と一口に言ってもいろいろな体型がありますが、一般的な「太い」は “fat” です。友人との会話のなかで「太った?」と聞く時は
ではなく、
を使ったほうがやわらかい表現になりますよ。
女性や子どもなど、太っていてもぽっちゃりとしてかわいい場合もありますが、その場合は “chubby” を使いましょう。一方、”obese” は病的な意味での肥満を指します。
「細い」もさまざまな表現があります。一般的な「細い」は “thin” ですが、女の子などのほっそりとした体型には “slim” がよく使われます。
”slender” は「細長い」というニュアンスがあり、背が高くてほっそりとした女性などによく使われます。
”skinny” は “skin" (皮膚) の派生で「痩せた」という意味で、
などはよく使われます。
男性は筋肉質な体型の人も多いですね。がっしりした人には
同じ筋肉質でも贅肉がなく引き締まった体型の人には
などと言ってあげると喜ぶかもしれませんよ。
日本語の「スタイルが良い」をそのまま英語にして、つい “nice style” と言ってしまいそうですね。でも、”style” は型や様式を指し、体型には使いません。
身体のカタチを表すときは ”figure” を使い、
と言うので、お間違えなく!
最後に、身体の表現を集めたおもしろい表現を集めてみました。
“elbow grease” は直訳すると「肘の脂」となりますが、”put elbow grease into” で「〜に汗水垂らす」という意味になります。日本語と少しニュアンスが違っていて面白いですね!
“knuckle” は「指関節」なので、”white-knuckle” は直訳すると「白い指関節の」という意味になりますが、これで「ハラハラさせる、ゾッとさせる」という意味になります。指まで白くなるようなほど、といったニュアンスでしょうか。
“frog in the throat” は直訳すると「喉にいるカエル」となりますが、これで「しわがれ声の」という意味になります。
スピーチなどで話し始めるにあたって、喉の調子が悪い時に主に使われます。「カエルがいる」という表現が面白いですね!
「開いた口がふさがらないほどの、仰天の」は、英語では “jaw" (顎)を使って “jaw-dropping” と言います。
似た表現で、「目玉が飛び出るほどの」は “eye-popping” です。
“pain in the neck” は直訳すると “首の痛み” となりますが、これで「面倒」という意味になります。 ”pain in the ass” も同じ意味ですが、こちらは “pain in the neck” と比べると品のない表現になるので、使い方にはご注意を。
“sweet tooth” は直訳すると「甘い歯」ですが、これで「甘党」を指します。たとえば「私は甘党です」と言いたい時は “I’m a sweet tooth.” ではなく “I have a sweet tooth.” を使いましょう。
いかがでしたか? 盛りだくさんでお届けしましたが、身体にまつわるさまざまな英語表現を楽しみながら覚えていただけたなら幸いです。
身体の部位を使ったユニークなイディオムも多いので、この機会にぜひ覚えましょう!
日本語 | 英語 |
---|---|
つむじ | hair whorl |
額 | forehead |
こめかみ | temple |
眉 | eyebrow |
まぶた | eyelid |
まつ毛 | eyelash |
瞳 | pupil |
鼻筋 | bridge of the nose |
鼻毛 | nose hair |
鼻孔 | nostril |
上唇 | upper lip |
下唇 | lower lip |
顎 | jaw |
下顎 | chin |
えくぼ | dimple |
耳たぶ | earlobe |
喉 | throat |
喉仏 | Adam’s apple |
肩甲骨 | shoulder blade |
鎖骨 | collarbone |
脇の下 | underarm or armpit |
へそ | bellybutton |
関節 | joint |
二の腕 | upper arm |
肘 | elbow |
手の平 | palm |
拳 | fist |
太もも | thigh |
膝 | knee |
くるぶし | ankle |
【意外な英単語の意味!】