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英語をシンプルに話したい人へ!表現力がぐっと広がる基本動詞5つ

英語をシンプルに話したい人へ!表現力がぐっと広がる基本動詞5つ

アメリカに来るまで、英語を流暢に話せるようになるには、とにかく多くの語彙を身につけることが大事だと思っていました。確かに流暢な会話の為には表現の多さ、幅の広さが必要ですしね。ただ、実生活を通して大切だと感じたのは、語彙数だけではなく、「その時知っている語彙をどれだけ活用できるか」ということです。

たとえば私はアメリカに来たばかりの頃、英語の先生にちょっと相談したいことがあって "I want to consult with you." と言ったことがあったのですが、先生は "You want to talk to me now?" と聞いてきました。そうか、"talk" も使えるのか、と思った記憶があります。

私は一つの英語に対して一つの意味しか覚えていなかったために、「相談する」と言ったらもう "consult" しか出てこなかったのですが、ネイティブの会話をよく聞いていると、意外と基本の単語を活用していることが多いです。

そこで今回は、アメリカの日常会話で特に抑えておきたい基本の動詞と、その汎用性についてご紹介したいと思います!

GO

"go" は基本的には「行く」という意味です。でも、移動する時以外にも、さまざまな表現に使われています。

「それはここじゃないよ」

"go" は人間だけでなく、物にも使えます。物を違う場所に置く人に「それはここじゃないよ」という時は、"It doesn't go here" と言います。「これはどこに置くの?」という時も、シンプルに "Where does this go?" と言えます!

「これ、ワインにすごく合うね」

"go" は、「合う」という意味でも使われます。たとえば、ワインと一緒にチーズを食べていて「これ、ワインにすごく合うね」と言う時には "It goes great with wine." と言います。レストランのレビュー記事や料理本などを見ていても、よく使われています。

「面接うまくいったよ」

さらに、"go" は物だけでなく物事にも使えます。たとえば、面接がうまくいった時は、"The interview went well." と言います。また、"How did it go?" と言うと、「うまくいった?」「どうだった?」という意味になります。友達に「昨日のデートどうだった?」と聞く時は、"How did the date go yesterday?" と聞いてみてください。

SEE

"see" は基本的には「見る」という意味ですが、これも汎用性の高い単語です。

「ねっ?」

「ほら私の言った通りでしょ?」という時は、よく "See?" と言われます。たとえば簡単にできる裏技を紹介していて、「ねっ、簡単でしょう」と言う時は、"See, it's easy." と言ったりします。

「何とか考えてみましょう」

"see" は「考える」という意味でも使われます。"I'll see what I can do for you." で「何とか考えてみましょう」という意味になります。たとえばレストランで「席を代わることができますか?」と聞いて、サーバーがその場で答えられない場合なども、「少々お待ちください」といったニュアンスで "I'll see what I can do for you." と言われたりします。

「私の言っていることわかる?」

"see" は「理解する」という意味でも使われます。"Do you see what I'm saying?" は「言っていることがわかりますか?」という意味です。「おっしゃる意味はわかります」と言う時なども、"I see what you mean." と言えます。映画などのセリフでもよく耳にします!

WORK

"work" は基本的には「働く」という意味です。でも「働く」意外にも、さまざまな表現に使われています。

「今やっています」

"work" は「働く」以外に「取り組む」という意味もあります。たとえば「書類の件はどうなりましたか?」と聞かれて「今やっています」と答える時は、"I'm working on it." と言います。レストランでサーバーが食事中の皿を下げようとした時も、私は最初 "I'm still eating." などと言っていたのですが、この場合も "I'm working on it." と言えます。

「それで良いですよ」

人以外にも "work" は使われます。たとえばスケジュールを調整していて「明日はどうですか?」と聞かれると、私はよく "That sounds good." と返していたのですが、"That works for me." と返事する人も多いです。「明日はどうですか?」と聞く場合も、"Would tomorrow work for you?" などと聞いたりします。

「うまくいった!」

なにかトラブルを抱えていて、試した方法がうまくいった時は、"It worked!" という表現がよく使われます。反対に、うまく行かなかった時は "It didn't work."、「それはうまくいかないでしょう」と言う時は "It wouldn't work." と言います。

put

"put" は、基本的には「置く」という意味ですが、これもいろいろな表現に使われます。

「今靴を履いているところです」

私は最初衣服などに対しては "wear" ばかり使っていましたが、”wear” は通常洋服を身に着けている状態を指すので、洋服を身に着ける時には “put on” が使われます。たとえば、出かける時に「今靴を履いているところです」と言う時は “I’m putting on my shoes.” と言います。

「そうとも言えるでしょう」

"put" は、「言葉に置き換える」という意味もあります。自分が何か発言した後、別の人が違う言葉で言い換えた時に、「そうとも言えるでしょう」と言う時は、"You could put it that way." と言えます。また、プレゼンテーションなどで別の視点から物事を説明する時も、"Let me put it this way.(こう言うのはどうでしょう)" という言い方がよくされます。

「みんなの計画をまとめましょう」

"put together" もよく使われます。これは「合わせる」という意味で、たとえば料理のレシピには、"Put all the ingredients together.(全部を混ぜ合わせましょう)" などとよく書かれています。何かについてみんなで考えようと呼びかける時も、"Let's put our heads together." と言ったりします。

hold

"hold" も、基本的には「持つ」という意味ですが、意外と日常生活のさまざまな場面で使われています。

「ちょっと待ってください」

「待って」と言う時、私はずっと "wait" ばかり使っていたのですが、ちょっとだけ待って欲しい時などは "hold on" もよく使われています。たとえば、電話で担当者につないでもらう時は、よく "Hold on a moment, please." と言われます。

「トイレ我慢できますか?」

“hold” には「持ちこたえる」という意味もあります。”Can you hold it?” は「それ持ってもらえますか?」と言う時だけでなく、「トイレを我慢できますか?」と言う時にも使われます。また、エレベーターを開けたままにしてもらいたい時も "Can you hold the elevator?" と言ったりします。

「ミーティングを開きましょう」

“hold” は催しなどを「開く」という意味でも使われます。「来週ミーティングを開きましょう」と言う時は、”Let’s hold a meeting next week.” などと言います。

まとめ

これらの基本単語は、辞書を引くとものすごい数の定義が並んでいます。一度に全て覚えるのは大変ですが、見慣れない使い方に気づいた時に辞書でチェックする習慣を身につけると、少しずつ単語のイメージが広がっていくと思います。

基本単語の場合は特に、英語の辞書で意味をチェックするのもおすすめです。英語で意味を覚えることで、さらに英語でイメージする習慣が身につくようになると思います!