まいるす・ゑびす
(更新)
「インターネットでショッピングするなんて!」という恐怖心をその昔は誰しもが持っていたものですが、今日では「インターネットでショッピングしないなんて!」と逆に驚かれてしまうほど、ネットショッピングが一般化しました。
さらにはヤフオクのようなオークションサイト等の出現によって、インターネットで買い物するだけでなく、自らもインターネット上で商品が売れるようになっています。
昔に買ったいらないモノなんかを売ることができますし、買う側にとってもお手頃価格で手に入れることができるため、売る側・買う側の両者にとってメリットのある売買が可能になったのです。
そして不要なモノを売るだけでなく、お店を経営するかのようにオークションサイトを使って商売を営んでいる方も多くいらっしゃいます。それで生計を立てている方も多いですし、副業としてお小遣い稼ぎに気楽にやっている方もいらっしゃいます。それほど多くの方がオークションサイト等を使ってモノを売っているのです。
ではオークションサイトでモノを売るためには、一体どのような条件が必要なのでしょうか?
日本でモノを売るのであれば、ヤフオクが一般的でしょう。
ヤフオクでモノを売るために何が必要かというと、「ヤフーのアカウントを所有している」ことが絶対条件になります。そしてクレジットカード情報の登録、住所確認などの手続きを経て、ヤフオクアカウントが使える状態になります。
ただ、これらのすべてを行うにあたって絶対に必要となる条件があります。当たり前すぎて盲点かもしれませんが、それはズバリ、「日本語が使える」ということです。
ヤフオクでは、出品するアイテムの説明、落札者とのやり取りなどがすべて日本語で行われることを前提としています。そしてアイテムの売買も基本的には日本国内でのやり取りを想定しているわけです。これを逆に考えると「もしかしたら、あなたが出品している商品を落札したくても出来ない人たちが日本国外にたくさんいるかもしれない」ということを意味しています。
もしもあなたがヤフオクを使ってモノを売っていて、少しの英語の知識を持っているのであれば、世界最大のオークションサイトである「eBay」に出品してみることをオススメします。ヤフオクで培ったノウハウを、ほとんどそのままeBayでも活用可能だからです。
【参考】eBay: http://www.ebay.com/
世界にモノを売るためにはヤフオクではなくeBayがオススメな理由は、「英語で売れる」からだけではありません。なぜeBayがオススメなのか、私がeBayをオススメする7つの理由をご説明しましょう。
まず最初に思いつくのはやはりここでしょう。ヤフオクは「日本最大」というのが一番の売りですが、eBayは「世界最大」というのが一番の売りです。
世界最大というだけあって、「およそ四十カ国の人たちに対して商品を売ることができる」という圧倒的なスケール感とメリットがあります。出品数も10倍以上の差がありますし、アクティブユーザ数でもeBayは約1億人でヤフオクは700万人と、14倍以上ものかなり大きな開きがあります。
商売の基本は安く仕入れて高く売ることですが、日本で仕入れて日本で売る場合、よほど仕入れにくいもの、もしくは誰も考えつかないようなモノを売らない限り、それは難しいでしょう。
ですが、「日本では簡単に手に入るけれども日本以外の国では貴重」というものは少なからず存在します。こういう種類のアイテムを販売することにより、かなりの利益を上げることも不可能ではありません。ちょっと前に日本で流行ったものや、海外では手に入りにくいアニメ関連グッズが高値で取引されているなんていう事例もあるようです。
2015年1月の段階で1ドルがおよそ117円と、最近の世界経済は円安ドル高の状況になっています。1ドルが100円のときと比較すれば、100ドルで売れて10,000円だったものが11,700円となりますので、「何もしていないのに1,700円も得をしてしまう」というおいしい話なわけです。
日本国内だけでやりとりしていては肌で感じることができない世界経済の状況を、リアルに体感することができるのもeBayならではのメリットと言えるでしょう。
売る側と買う側の人間がいて初めて商売というものは成立するのですが、売る側も人間なら買う側も人間です。どんな場所なのかあまりうまく想像が付かない国の人と、メールでのやりとりを行ったりすることも必然的に増えてきます。
そして自分が良いと思って売っている商品がはるか遠くの異国の地にちゃんと届いた後に、買ってくれた人から感謝のメールが届いたりするとなかなか嬉しいものですよ。
やはり英語というものは教科書を読んで勉強するだけではあまり上達しません。実践あるのみ、数こなすしかありません。誤解されたり、誤解した数だけ強くなるんです。メールのやり取りや商品の紹介を英語でやっているだけでも、しばらくすると英語に対する姿勢がずいぶんと変わってくるでしょう。
しかもeBayで必要とされる英語力は実はそんなに高くありません。読み書きだけで基本は成立する上に、定型文やテンプレートなどを使用することによって十分に使いこなすことができるからです。ましてやヤフオクなどで一連の流れに慣れている人であれば、eBayで頻繁に使われている英単語たちを一度がんばって解読してしまえば、後はそれほど困ることもないはずです。
売るよりも買う方がもちろんハードルは低く、eBayで売ることができればもちろん買うこともできます。日本では手に入らないものや、日本のお店で買うと高くてとても手がでない商品も、現地の人からリーズナブルな価格で買うことができたりします。それを今度はちょっと色を付けてヤフオクで売る、なんてこともできちゃうかもしれません。
市場のニーズというのは流行りによって大きく左右されるので「今現在どんなものをどこの国の人が欲しがっている」というのが分かれば、お金儲けになります。
さらに、「フランスの人はドラゴンボールが好きである」などの意外な豆知識も入ってくるので、海外の人と実際に接した時に会話のネタに使える、という副産物的なメリットもありますよ。
いかがでしたか?
eBayでモノを売ってみたい!と一人でも思っていただけたら、嬉しいです。そして「とりあえず何から始めてみたらいいのか分からない」という方はeBay攻略サイトなどがたくさんあるので、ググって探してみてください。
eBayにはメリットもあれば、売れたはずの商品への支払いがなかったり、クレーム対応がなかなか大変だったり、様々なデメリットももちろんあります。ただ、「日本だけでなく世界の市場を視野に入れる」という考え方はこれからの時代には必要不可欠となってきますので、ぜひこの記事を読んで興味を持った方は英語の実践もかねてトライしてみてください!