vntkg英会話ブログ編集部
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ロンドン留学というと、かなり高いのでは?というイメージを持つ方が多いと思います。実際、家賃は東京より高いのですが、生活費に関しては思いがけず安いものも。
留学計画をすすめていくために、具体的に1ヶ月あたり、いくらくらいかかるのか見ていきましょう。
※レートは£1=149円で計算しています。(2017年11月現在)
ホームステイの場合、1人部屋、朝夕の2食付きで月に£735~995(109,515~148,255円)、学生寮の場合は1人部屋で自炊の場合、月に£780~1,040(116,220~154,960円)くらいが多いようです。2人部屋であれば多少安くなります。学校のあっせん料や登録料が最初に£30(4,470円)程度、またクリスマス時期に滞在する場合は追加料金で£30(4,470円)程度かかることがあります。
フラットシェアの場合は、月に£440~900(65,560~134,100円)あたりです。6か月以上の滞在を希望する物件が多く、短期の場合は物件が見つかりにくいことがあります。その場合は日系の不動産会社を通すと見つかりやすいですが、紹介料が£100~200(14,900~29,800円)くらいかかります。
また家賃1か月分程度のデポジットがかかることが多いです。これは敷金のようなもので、問題がなければ退去時に全額戻ってきます。
一般的な1日3時間のコースで、イギリスの平均的な授業料が月に£550(81,950 円)。£240(35,760円)くらいの格安校もあります。
入学金や登録料として£75~100(11,175~14,900 円)かかります。教材費込みの学校もありますが、格安校などでは1冊£30(4,470円)くらいです。教科書は、一度に1冊をすすめていくことが一般的で、授業の進行具合によりますが、1冊を2ヶ月前後かけて勉強していきます。
イギリスに来て驚いたのは、野菜、果物、乳製品等の安さです。
たとえばセロリ。日本のように1~2本ではなく、白菜のように連なった茎がまとまって入って、450gで£0.55(82円)、6個入りのキウイが£0.9(134円)など!
肉類は日本と同程度の価格で、魚は高めです。
メジャーなスーパーを、取り扱い商品の価格帯を高いものから順に並べると、Waitrose、M&S、Sainbury’s、Tesco、ALDI、ICE LANDとなります。
すべて自炊の場合、食材購入に月£130~220(19,370 ~32,780円)くらいかかります。
ホームステイで昼のみ自炊かレンジで温めるだけのもの(まとめ買いがお得)なら月£22~90(3,278~13,410 円)程度です。
外食のランチは、たとえば、WASABIという人気の日本食チェーン店では、チキンカツカレー弁当をイートインすると£5.95(887円)。フィッシュアンドチップスをレストランで食べると、チップ10%を入れて£17くらい(2,533円)。インド料理店でカレーを食べると、チップ10%を入れて£15(2,235円)くらいです。
日本の留学保険、旅行保険は、日本国内にいる間に入る必要がありますので、忘れずに出発前に申し込みましょう。たとえば、家のものが盗難されたときに補償があるか、歯科治療の費用がどこまで含まれるかなど、よく見比べて選びましょう。
イギリスの場合、1か月で15,000~20,000 円くらいです。
イギリスの病院は、国立と私立があります。
短期留学の場合は、私立病院に行くことになります。たとえば、日系の病院だと、保険なしの場合、風邪で診察し薬を出してもらうと1回£200(29,800円)くらい、虫歯治療は£900(134,100円)くらいかかるそうです。加入する保険によっては、立て替えせずにキャッシュレスで受診できるところもありますので、保険選びが大切ですね。
6カ月以上滞在の場合は、イギリスの国民健康保険に加入する必要があり、ビザ取得時に費用を支払います。国立病院で診察を受けられます。緊急でない場合は、受付してから実際の診察まで数週間かかることもありますが、治療費は無料に近い金額です。
ロンドンではエリアをZoneという単位で分けており、観光地の多い中心地をZone1とし、そこから遠ざかるにつれ、桁が増えていき、Zone9まであります。地下鉄はすべての駅がZoneで分けられていて、どこのZoneに属するかで料金が決まっています。留学生はZone2、3あたりに住むことが多いです。
現金よりオイスターカード(SUICAやPASMOのようなもの)を使うほうが安く、Zoneをまたぐ場合は時間帯によって金額が変わります。
14週以上語学学校に通う場合は、「+18 Oyster Card」を使えば3割引で利用できます。オンライン上で£20を払い、カードの申請をします。学校が許可すると、1週間後に郵送されてきます。期限(通学の最終日)と、どのZoneに住むのかが記録されています。それをもって駅にいって、定期券を買う仕組みです。Zone1〜3なら月に£103.70(15,451円)です。
美術館はナショナルギャラリー、大英博物館など無料のところも多くあり、そのあたりは非常に恵まれていると言えます。
学校でも紹介されているようなバスツアーだと、例えば半日のツアーでストーンヘンジに£50(7,450円)くらいで行けます。
普段語学学校の友達と交流するのであれば、パブに行くことが多いでしょう。ロンドンのビール1パイント(約570ml)平均価格は£4.20(626円)だそう。
食事会でよく使われるのは、Nando’sという南アフリカ発のローストチキンのチェーン店。半身のローストチキンとサイドメニューで£10(1,490円)とか。また、中華料理店にいくと、割り勘して£15(2,235円)くらいで済むことが多いです。
Wi-Fiがつながるところが比較的多くあります。ただ待ち合わせ等にはやはり電話がないと不便でしょう。
SIMフリーの場合、月£15(2,235円)くらいが目安でしょうか。もしもSIMフリーでない携帯の場合、現地でガラ携を入手すると月に£5(745円)ほどでOKです。
現地で現金を引き出すのに、クレジットカードを使って海外キャッシングをし、ATMで引き出す方法を長らく使ってきました。必要に応じて繰り上げ返済をするとさらにお得です。
少し前に利用し始めたのが、Revoltというオンラインバンキングを開設すること。これは、ヨーロッパ内に住所があれば開設できます。観光ビザでは無理ですが、短期学生ビザなどを取得して語学学校に通う場合は、パスポートに押されたスタンプ等の写真を送って申請すると開設できます。
そこの口座にお金を入れると、手数料なし(インターバンキングレート)で現地の通貨に替えてATMから引き出すことができます。
ちなみに、日本の口座からその口座に送金する際は、Transfer Wiseという日本語サイトもある国際送金システムを使うと、かなり安く送ることができてお得です。
料金はどれも幅があるので、Zone3にホームステイの最安パターンをざっくり計算してみます。
滞在費 | ホームスティ (1人部屋、朝夕の食事付) + 昼自炊代 £900〜 |
交通費 | トラベルカード Zone3 £148.70 |
留学保険 | 15,000円〜 |
語学学校費用 | £345〜 |
観光・交際費 | £100〜 |
通信 | £15 |
航空運賃 | (エコノミー)90,000円〜 |
合計 | 約329,796円 |
いかがでしょう。思ったよりも安いかも? という感想をお持ちの方もいるかもしれませんね。今回紹介した物価や費用を参考に、上手に節約しつつ留学生活を送ってください。